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膝の関節は、「大腿骨」「脛骨」「腓骨」「膝蓋骨」の4つの骨で形成されています。
この骨と骨の間にあるのが「関節軟骨」です。
この軟骨は3〜4mmの薄い組織で、弾力性が高く、骨同士が直接触れ合うのを防いだり、膝に受ける衝撃を軽減する働きをしています。
そのため、私たちはひざの曲げ伸ばしや歩行の動作がスムーズに行えるのです。
正常な膝は関節軟骨にも均一に力がかかっているため、すり減りもみられません。 |
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加齢により、関節軟骨がすり減り、軟骨内の水分も減ってきます。そうなると、「膝に違和感がある」「膝がこわばる」「動くときに痛みを感じるといった症状が出始めます。
この初期段階では数分間で治まることが多いため、特に気にしない人が大勢いるのが現状です。
ところが、少しずつ膝痛を感じる頻度が多くなってきて、痛みが消えにくくなります。
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関節軟骨はすり減った状態。関節軟骨がすり減った部分の骨は露出してしまい、膝が腫れてきます。
熱を持ち、水がたまり始め、膝を伸ばすことができない「拘縮(こうしょく)」を感じる人もいます。 |
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さらに症状が進むと、関節軟骨が完全にすり減って、骨同士が直接触れるようになり、骨そのものが削れてしまいます。
すると、骨を再生しようとする作用が起こり、「骨棘(こつきょく)」というトゲができます。
この骨棘が、激しい痛みや足の変形などを招いてしまうのです。
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腹筋の力が低下すると、腰の軟骨(椎間板)に大きな負担がかかります。
「椎間板」もクッションの役割をするゼリー状の軟骨なのです。
この「椎間板」がすり減ると、直接に骨と骨とがぶつかって腰痛になります。
※腰痛には、様々な要因が考えられますので、一概に有効とは限りませんのでご注意下さい。 |
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