アレルギー





金属アレルギー
自閉症スペクトラムは遺伝子の影響や脳の機能障害と生活環境や化学物質、食事などの環境要因との相互作用の結果として発症することが流れのひとつとなっているようです。ミネラルという側面から検証し、栄養アドバイスにより心身の成長・発育の支援が大切ではないかと考えています。

近年、金属アレルギーやその擬似的疾患が増加してきました。花粉症やアトピー性皮膚炎など自己免疫に由来する様々な疾患との関連性が指摘されています。人体のメカニズムを狂わせることから、肥満、糖尿病、自閉症、発癌、老化などとも無縁ではないという見解も出されています。このような疾患が増加している土壌となっているのは大気汚染、食品添加物、残留農薬などの環境汚染です。それに加えて、歯科用金属の大量使用が症状を悪化させているのではないかと考えられています。特にアマルガムに含まれる水銀はもっとも危険な金属のひとつです。患者さんが金属アレルギーに気が付くきっかけは、ピアス、ネックレスの使用によるかぶれや湿疹などの皮膚症状が発端となることがほとんどです。
しかし、金属アレルギーはその原因や、病態が複雑で鑑別診断や治療法の選択に苦慮することも少なくありません。原因と考えられるピアス、ネックレス、歯の詰め物を取り除いたとしても、全ての症状が直ちに消失するわけではありません。検査や原因の除去、体内からの排泄の促進(デトックス)などについて、研究を進める必要があります。

金属アレルギーの症状としては、口内炎や口角炎、舌炎、口腔扁平苔癬が、また、全身疾患としては全身性接触皮膚炎や掌蹠膿疱症や顔面湿疹などがあります。金属そのものは身体に対して無害なものですが、汗をかくとネックレスや時計の革ベルトの部分の肌が赤くなったり、かゆみが出たりします。これは汗の塩分が金属材料のイオン化を促しイオン化した金属が体内に取り込まれるためです。症状が出る革製品は六価クロムによってなめされた製品で、現在では使用されていませんが、アンティーク製品を身に着ける場合には注意が必要です。歯科治療には合金が用いられますが、貴金属の含有量が少ないほど溶け出しやすくなります。上下の歯が噛み合った時の摩擦によって合金粒子が唾液中に拡散し、危険性が高くなります。多数の歯に多種類の合金が使われているとイオン化傾向が強くなり、症状が出やすくなります。
症状としては、口内炎、口角炎、舌炎、口腔扁平苔癬などで、全身疾患としては、全身性接触皮膚炎、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、扁平苔癬、偽アトピー性皮膚炎、顔面湿疹などです。

「毛髪ミネラル検査」は金属アレルギーが疑われる場合に、その金属がどの程度体内に蓄積されているかを確認し、体内からどのように軽減・排泄していけば良いかの判断材料のひとつとして使われています。

Step1. 検査(パッチテスト) 皮膚科・歯科領域

特に歯科領域では次の金属が疑われます。

水銀アマルガム合金

アマルガムは水銀と銀、スズ、銅などを錬和し硬化させて、口腔内の充填用として使用されています。かつては、成分のおおよそ50%が水銀のアマルガム合金が汎用されていたと言われていますが、現在では3%以下(JIS規格)に抑えられています。健康保険が適用され広く使用されていた材料ですが、辺縁破損が起こりやすく、二次カリエス(虫歯)の 発症頻度が高いこと、また、歯科用の水銀は人体に害がないといわれている無機水銀が使用されていますが水銀による人体と環境への影響の懸念から、水銀の使用を止めた歯科医院が増えています。

銀歯

保険適用の銀歯には銀とともに、ニッケルやコバルト、パラジウムなどアレルギーを起こしやすい金属が合金として使われています。また金合金であってもアレルギーを起こすことがありますので、疑わしい場合は歯科での検査をお勧めします。

Step2. 特定された金属の除去

特定された金属がアクセサリー・ピアスなど身につけるものであれば、身に着けない、また歯科金属であれば歯科医院でノンメタル治療を要します。

Step3. 毛髪ミネラル検査の実施

パッチテストで特定されたアレルギーを引き起こす金属は体内でも低いほうが望ましいと考えられます。
毛髪ミネラル検査はその現状の把握やアレルギーを起こさない体質造りにおいて欠かせない必須ミネラルのレベルの確認、また、有害ミネラルの蓄積度を確認できます。そして結果に対する対処の方法(栄誉改善・サプリメントのアドバイス)を提供します。

アトピー性皮膚炎
ADHDは中枢神経系の機能異常が原因ではないかと考えられていますが原因は明らかになっていません。しかし、米国では栄養学的分析を行うことも注目されています。当研究所ではミネラルという側面から検証し、栄養アドバイスにより心身の成長・発育の支援が大切ではないかと考えています。

人間の身体には、異物(抗原またはアレルゲン)が体内に入った時、それに対抗する物質(抗体)を作り出すことで異物を排除するシステムが存在し、この反応を抗原抗体反応や免疫反応といいます。
アトピー性皮膚炎はこの反応が自分の身体に不利に働いてしまう病気で、アレルギー体質に様々な刺激が加わって生じる痒みを伴う慢性の皮膚疾患と考えられています。患者の約8割は5歳までの幼児期に発症し学童期に自然治癒すると考えられていましたが、近年、成人まで持ち越す方や成人してから発症・再発する方が増えています。
アレルゲンは卵やそば、小麦、牛乳などの食物や、ダニ・カビ・新建材などの住宅環境、金属、動物、ラテックス、環境汚染、ストレスなど様々です。しかし、明確な原因は解明されてないのが現状です。

<アトピー性皮膚炎の特徴>

かゆみがある。

一日中同じところをかき、血が出るくらいの勢いで掻くようになる。

湿疹と症状の現れる部位に特徴がある。

アトピー性皮膚炎の湿疹は、左右対称に現れるのが特徴。また、年代によって、症状の現れる部位が異なります。

乳児

主に顔や頭、ひどくなると、胸や背中、手足にも広がることがある。

子ども

首の周りや、ひじの内側やひざの裏側など、関節の内側にできることが多い。

成人

顔や首、胸や背中など、手でかきやすい部位に、症状の重い湿疹が多い。

湿疹が慢性化している。

ジュクジュクと表現される様な皮膚の状態湿疹が慢性化し、よくなったり悪くなったり繰り返す。

夏には、体温上昇や汗の刺激によるアトピー性皮膚炎の悪化が見られる。

肌を清潔に保つために、シャワーなどで汗や汚れを流すように心がけることが大切です。

冬場には、空気の乾燥によるアトピー性皮膚炎の悪化が見られる。

ドライスキン(乾燥肌)はアトピーの方に見られる特徴。空気の乾燥から肌を守ることが重要です。

自律神経が乱れる季節の変わり目にもアトピーは要注意。


毎年、アトピー症状が悪化す時期の記録をとり、生活に気をつけることが必要です。


<近年スギ花粉の飛散の時期にアトピー性皮膚炎の症状が悪化する方が増加しています。>

肌のバリア機能が落ちた部位に、アレルゲンとなる花粉が付着するために起こると考えられています。空気清浄機などの利用や、帰宅後、玄関先などで洋服などを叩き、室内に花粉を入れない工夫も必要です。


「表皮バリア破綻説」とは皮膚細胞がもっている身体の内外を分子レベルで隔てるバリアの働きが、なんらかの理由で障害を生じ、抗原の体内侵入が容易になることで免疫反応が慢性化・慢性抗原刺激となり、かゆみや湿疹といった症状が生じるのではないかとういう説です。この「表皮バリア破綻説」は、角質層に存在するセラミドという細胞間脂質がアトピー性皮膚炎をもつ方々に少ないという報告が発表され、セラミドの生成に関わる遺伝子が注目されたことが由来となっています。また、アトピー性皮膚炎はドライスキンの上に湿疹が起こるのが特徴で、ドライスキンもセラミドが関係しています。セラミドは細胞と細胞を糊のようにつなぐことで肌の潤いを保っていまが、アトピー性皮膚炎の方はこのセラミド量が少ないため皮膚が乾燥しやすく、健常者ならば遮断できる異物(アレルゲン)が皮膚から侵入されやすくなります。それによって抗体が反応し炎症(痒み)が生じると考えられます。

セラミドの生成を促進するためには、食品から「フィトケミカル」を摂取することをお勧めします。 「フィトケミカル」とは「フィト(植物)」と「ケミカル(化学物質)」の合成語で植物が持つ自己防衛成分を意味しています。
「フィトケミカル」はポリフェノールやイソフラボン、リコピンなどは、耳に馴染みのある色素成分で、赤や黄、緑、オレンジ、紫、白、黒の7つのカラーに分類することができます。特に、セラミド生成に役立つ原料は、黒の食品です。 黒の食品には、コンニャクやしらたき、黒ゴマ、黒豆、あずき、ワカメ、ゴボウ、そば、コーヒー、紅茶、黒コショウなどがあり、 中でも生芋が皮ごと入っているこんにゃくはセラミドを多く含む食品です。また、亜鉛や銅、セレン、マンガンは、セラミド生成を促がす抗酸化作用をもっているので、これらのミネラルを摂取することも大切です。
さらに、有害ミネラルの蓄積はアレルギーの原因になる活性酸素・過酸化脂質を除去する抗酸化物質・必須ミネラルの働きを妨害しますのでこの対策も大切です。

アトピー性皮膚炎の悪化の予防に関係する栄養素とその働き
栄養素 働き 多く含む食品
ビタミンC ヒスタミンの働きを抑える。 柑橘果物、ブロッコリー、パプリカ
ビタミンA 目・口・鼻・咽・肺・消化管など上皮細胞の分化に必要粘膜の健康を保つ。 レバー、ウナギ、サーモン、ホタルイカ、カボチャ、ホウレンソウ、ニンジン、コマツナ、モロヘイヤ、ニラ、チンゲンサイ、のり
ビタミンD 免疫応答を調節し自己免疫疾患に有用。 ウナギ、イワシ、ニジマス、サンマサーモン、田作り、白キクラゲ
ビタミンE ストレスに対する抵抗力を高める。 アユ、ウナギ、アナゴ、タラコ、アボカド、アーモンド、豆乳
ビタミンK 免疫を調整し、抗炎症作用を持つ。 キャベツ、オカヒジキ、コマツナ、ニラ、ホウレンソウ、きな粉、納豆
フラボノイド 抗菌、抗炎症、抗アレルギー、抗ウイルス作用に働く。
組織からのヒスタミン遊離を低下させる。
アスパラガス、ナス、トウモロコシトマト、パセリ、そば、黒豆、大豆茶、柑橘類の皮、タマネギの皮
カルシウム 炎症を抑え、抗アレルギーに働く。
ストレスに対する抵抗力を高める。
シシャモ、干しエビ、ワカサギ、キビナゴ、田作り、ウナギ、アサリコマツナ、モロヘイヤ、切干し大根凍り豆腐、木綿豆腐、ワカメ、のり、アーモンド、ピスタチオ、ゴマ
正常な免疫能に必要。
ストレスに対する抵抗力を高める。
レバー、シラス干し、牡蠣、アサリ、シソの葉、キクラゲ、小豆、そら豆、凍り豆腐、のり、アーモンド
亜鉛 細胞新生や細胞増殖、皮膚形成に必須。
ヒスタミン生成を抑えアレルギーに対抗する。
抗炎症作用に有用。
レバー、牛肉(赤身)、ワカサギ、イイダコ、ほたて、牡蠣、ウナギ、田作り、タラコ、ホタルイカ、ホヤ、マイタケ、凍り豆腐、きな粉、ゴマカボチャの種、松の実、ココア
システイン
メチオニン
タウリン
蕁麻疹や湿疹の軟膏に使われ、アレルギーを緩和。 鶏肉、イカ、タコ、ホタテ、タラコ、大豆製品、ライ麦パン、インゲン豆
n-3系脂肪酸 炎症の調整反応に関与する。 亜麻仁油、しそ油、キウイ、くるみ
花粉症
ADHDは中枢神経系の機能異常が原因ではないかと考えられていますが原因は明らかになっていません。しかし、米国では栄養学的分析を行うことも注目されています。当研究所ではミネラルという側面から検証し、栄養アドバイスにより心身の成長・発育の支援が大切ではないかと考えています。

<花粉症で悩む方はどうしてここまで増えたのでしょう?>

外的な理由

国の植林計画でスギを多く植えたために、結果飛び交う花粉の量自体が、昔より多くなったことがあげられます。外的な理由は我々自身の努力では改善できません。
しかし、本当にそれだけでしょうか?

体内的な理由

実は、外的な理由以外に、食事や環境から影響をうける現代人特有の体内的な理由があります。以下の2つが大きな問題ですがこれらは我々自身が努力することで改善の可能性があります。

「免疫力の低下」

本来、人間の身体は外からの異物を撃退するメカニズムを備えています。しかし、その力も身体のコンディションが正常である時は十分な役割を果たしてくれますが、コンディションが崩れていると正常には働いてはくれません。不規則な生活リズムや、睡眠不足、過労や精神的ストレスによる自律神経のバランスのくずれた状態が続くと免疫をつかさどる白血球の内、促進反応系のTh2が優勢となり、免疫反応が過敏になります。過激なTh2はIgE(花粉などのアレルゲンといわれる異物により生じた抗体)や好酸球に影響を与えヒスタミンなどが放出され、炎症が起こります。これが花粉症となり現われます。

「活性酸素の増加」

活性酸素の増加は免疫力の低下と深い関係にあり、現代人は活性酸素を過度に造りだしてしまう傾向にあります。本来、活性酸素は免疫と同様に体内に入った細菌やウイルスを撃退し、身体を健康に保つ役割を担ってきましたが、現代社会においては食品添加物やタバコ、ストレス、アルコール、更には水銀・鉛・カドミウムなどの有害ミネラルによって、活性酸素を発生させる要因が増えています。過剰に発生した活性酸素は正常な細胞にまで攻撃するようになり免疫力を低下させ、普段なら起こるはずのないアレルギー反応となって私たちの身体を傷つけ、花粉症を引き起こさせています。
活性酸素は高タンパク・高脂肪のいわゆる西洋風の食生活との関連も指摘されています。 また、過剰な活性酸素を抑える抗酸化物質は食から摂取可能であり、食事内容の見直しも有効です。


<免疫力低下とミネラルの関係>
免疫力の低下は副腎皮質の機能低下に結びついてストレスホルモンともいわれるコルチコイドを副腎皮質から分泌します。コルチコイドはナトリウムやカリウムの代謝に関与しナトリウムやカリウム、マグネシウム、カルシウムのミネラルのバランスを崩します。また、これらミネラルのバランスは毛髪中に反映されます。
「毛髪ミネラル検査」はミネラルバランスを確認するのに最適で、その結果に基づき栄養や食事アドバイスを実践することは花粉症の方には大変有意義と考えます。
なお、コルチコイドの過剰放出は花粉症やアレルギーばかりでなく、高血圧や高血糖、消化管潰瘍、動脈硬化も引き起こすことがあります。

<活性酸素とミネラルの関係>
活性酸素に抵抗する抗酸化物質として体内にはタンパク質やミネラルなどで構成されるSOD酵素があり、適切に栄養やミネラルが摂取されていれば体内で合成されています。しかし、SOD酵素の産生に関与する亜鉛や銅、マンガンは不足しがちでありSOD産生能力には個人差があるといえます。40歳を過ぎるとSOD産生能力が減少するともいわれています。また、これらミネラルも毛髪中に反映されます。
「毛髪ミネラル検査」はミネラルを確認するのに最適で、その結果に基づき栄養や食事アドバイスを実践することはやはり花粉症の方には大変有意義といえ、活性酸素を生む、水銀や鉛、カドミウムなどの有害ミネラルの過剰蓄積もわかるので、これらの解毒・排出(デトックス)のアドバイスも受けることができます。




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